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治療費はいかほど? [ヘルニアの知識]

小動物診療料金の実態調査結果
「自分のペットの受けた治療費は妥当なの?」「いったい治療費にいくらくらいかかるんだろう?」、そんな不安を覚える飼い主さんは多いはず。うちの子が治療を受けた時も、本当に妥当な料金か?なんてわかりませんでしたもの。そんなときに参考にしてほしいのが、日本獣医師会で公開している「小動物診療料金の実態調査結果」です。
ただし、ちょっと見かたにコツや知識が必要ですけど。

・極端に高い。極端に安い。
他の獣医に比べて極端に高かったり、逆に安かったりするのは、アンケートへの記入ミスの可能性が高いです。最も人数の多い価格帯を標準とみなし、極端に高かったり、安かったりする金額は無視してください。

・自分で合算する必要がある。
診療料金は細かく分類されています。たとえば手術でも、それに伴う麻酔や検査料金、入院料金は含まれていません。それらを自分で合算します。

ちなみにうちの子の場合は・・・・
・MRI検査
全身麻酔x1回
MRI検査x2回(造影剤なしではいまいちだったので、造影剤を入れて再撮影)

・手術
全身麻酔x1回
造窓術x2箇所
椎弓切除x1箇所
入院x14日

MRI2回撮っていることや、造窓術はサービスと考えると、標準的だったのかなぁ~と。

「そんなのわかるわけないじゃん。」という人は、自分が病院にかかった時にかかる料金を三倍してください。そう、国民保険が効かずに、全額自己負担すると思って計算すると、ほぼ動物の診察料と同じになります。体が小さい分薬の量が減ることを除けば、実のところ人間が診察をうけたときの料金と、大きく変わるわけじゃないんです。

MRIやCT検査、手術などにならない限り、そんなに料金が高いわけではありません。
そして負担できるか否かは手術が必要になってから、考えればよいのです。
早めに病院に連れて行ってあげてくださいね。


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椎間板ヘルニアの治療法 [ヘルニアの知識]

内科的な治療

ステロイドをはじめとする抗炎症剤を投与することで、椎間板ヘルニアによって圧迫された神経の炎症を取り除きます。足がまだ少し動いたり、感覚が残っている場合には内科的な治療を試みます。すぐに治療効果が出る場合もあれば、まったく効果を得られない場合もあります。

外科的な治療

内科的な治療で効果を得られない場合や、痛覚などの感覚が完全になくなっている場合には外科的な治療を試みます。特に、痛覚を失っている場合には、48時間以内に速やかに外科的な治療により圧迫を取り除かないと回復が困難になります。

手術によるヘルニアの除去

背中側から手術によりヘルニアを起こしている椎間板を除去します。手術にともない一週間ほどの入院治療が必要です。

レーザーによるヘルニアの除去

レーザーをつかってヘルニアを焼くことで圧迫を取り除きます。入院の必要がないのが特徴です。

ただし前述のように速やかに治療をほどこす必要があるので、治療法や病院を選んでいる余裕は無いのが現実でしょう。


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椎間板ヘルニアの検査方法 [ヘルニアの知識]

椎間板ヘルニアか否かを検査するには脊髄造影をおこなってレントゲンをとるか、MRIの撮影をおこないます。

レントゲン撮影

椎間板はレントゲンにはっきりとは写りません。そのため脊髄造影(脊髄に薬を注射して脊髄がレントゲンに写るようにします。)で撮影を行います。椎間板ヘルニアで脊髄が圧迫されていれば、脊髄が変形した状態で写るのでそれとわかります。ただしヘルニアの位置や状態によっては移りにくいので、体の向きを変えながら何回か撮影します。

また脊髄造影は造影剤を注射した注射後から骨髄液が漏れ出したことによる、頭痛やめまいといった後遺症がおこることがあります。また感染症に備えて入院と安静が必要になります。

MRI撮影

MRIであれば椎間板も脊髄も映し出すことができます。患部を立体的に捉えることができるので骨や脊髄の影になるような場所であっても確実に移すことができます。MRIを備えた動物病院の数が少なく、また検査費用が高額になるのが欠点です。

脊髄造影を行うにも、MRI撮影を行うにも全身麻酔を行う必要があります。そのため高齢であったり、他に病気がある場合には検査自体を行えません。


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椎間板ヘルニアを見分けるには? [ヘルニアの知識]

椎間板ヘルニアの前兆として「散歩に行きたがらない」「歩き方がぎこちない」「高い段差を上れない」「抱っこを嫌がる」と言った症状が上げられています。

我が家のわんこ達は昔から散歩に積極的じゃないんです。匂いを嗅ぐのに一生懸命でなかなか先へ進みません。無理に行こうとすると「イヤっー」と伏せてしまいます。だから散歩に行こうとしないことも、何時ものことと気にしなかったのです。

ゆっくり歩いているときにはスキップをするような、片足をかばうような、奇妙な歩き方をすることがありました。でも走るときには普通に両足を使うので問題とおもってなかったんです。「ミニチュアダックスって歩き方がぎこちないなぁ」程度にしか思っていませんでした。

高い段差を上れないときがありました。でも、その後まもなく再び上れるようになったので、どこかで足を痛めたのかな?程度の感覚であまり気にしていなかったのです。

うちの子は痛がっているようなそぶりは全く見せませんでした。だから抱っこも嫌がらなかったんです。でもあらためて思い返すと、抱っこするときに昔から後ろ足を突っ張っていました。もしかしたら抱っこがつらかったのかな?

言われてみれば全部当てはまっているんですよね。でもどれも「何年も前からのこと」「何時ものこと」と見逃してしまってました。「ペットはものを言えないのだから、飼い主がよく観察して気がついてあげないと・・・」なかなか難しいものですね。

そういえば、もうひとつ気がついたことがあるんです。うちの子って猫背なんです。もしかしてこれも初期症状のひとつだったのかなぁ?


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